うっかりドーピングを防止しよう 薬剤師向けページ

このページでは、アンチ・ドーピング、特に「うっかりドーピング」による違反者を出さないために、薬剤師などの医療従事者を対象とした、情報提供をしています。

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アンチ・ドーピングについて

ここでは医療従事者を対象とした専門的な内容になっておりますので、基本的事項は、選手向けページを参照してください。

禁止表は毎年1月1日に変更されます。
最新の情報を確認してください。

I.2017年禁止表国際基準

ドーピング禁止物質及び方法は 世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の世界アンチ・ドーピング規程、禁止表国際基準(以下、禁止表)に定められています。
禁止表は、毎年改訂が行われており、前年の10月に翌年の禁止表が公表され、翌年1月1日~12月31日までが有効期間となります。

2017年禁止表は、次の通りです。

セクションの頭文字は、
S=Substance(物質)、M=Method(方法)、P=Particular(特定競技) を示す

◆各セクションにおける禁止薬剤の一例

表にあげる禁止物質がすべてではありません。不明な時は必ずスポーツファーマシストに確認してください。

(  )内は、その薬剤の使用症例の代表例

S1.蛋白同化薬男性ホルモン、蛋白同化ステロイド
S2. ペプチドホルモン、成長因子、関連物質および模倣物質エリスロポエチン製剤、成長ホルモン
S3.ベータ2作用薬①~③の吸入薬は、添付文書に従って使用される時は禁止ではない。
 ①サルブタモール(24 時間で最大1600μg、12 時間ごとに800μg を超えないこと)
 ②ホルモテロール(24 時間で最大投与量54μg)
 ③サルメテロール(24 時間で最大200μg)
S4.ホルモン調節薬および代謝調節薬SERMs〔骨粗しょう症〕、抗エストロゲン薬〔無月経〕、インスリン
S5. 利尿薬および隠蔽薬利尿薬〔降圧薬配合剤〕、イソソルビド〔メニエル病〕、 プロベネシド(※他の痛風治療薬は禁止ではない
S6.興奮薬エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン〔特に市販の感冒薬、鼻炎治療薬、鎮咳薬など〕、起立性低血圧治療薬、メチルフェニデート
※点眼、点鼻に使用される血管収縮薬は禁止ではない。
※アドレナリン(単独および局所麻酔薬との併用)の局所使用(鼻、眼等)は禁止されない
S7.麻薬モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、ブプレノルフィン、ペンタゾシン(向精神薬も禁止表では、麻薬のセクションに含まれる)
※コデインは、禁止物質ではない
S9.糖質コルチコイド抗アレルギー薬配合剤、プレドニゾロン〔喘息重積発作、突発性難聴〕
経口、経直腸、静脈注射、筋肉注射 は禁止
※外用、局所注射など禁止ではない

◆禁止方法の一例

M1.血液および血液成分の操作輸血
※酸素自体の補給は禁止ではない
M2.科学的および物理的操作静脈内注入、6時間あたりで50mLを超える静脈注射は禁止
※医療機関を受診して、医師の判断のもと検査や治療において正当に受ける静脈内注入は禁止ではない

II.治療使用特例(TUE)

治療使用特例(Therapeutic Use Exemptions:TUE)は、禁止物質・禁止方法を治療目的で使用したい競技者が申請して、認められれば、その禁止物質・禁止方法が使用できる手続きです。
TUE は、世界アンチ・ドーピングプログラムの中のアンチ・ドーピング規程(世界アンチ・ドーピング規程)とそのTUE 国際基準(ISTUE)で手続きが定められています。参考資料としてガイドラインとMedical Information to Support the Decisions of TUECs が世界アンチ・ドーピング機構(WADA)によって提供されています(https://www.wada-ama.org/)。

世界規程とISTUE の和訳は(公財)日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のホームページ(http://www.playtruejapan.org/)からダウンロードできます。

禁止物質・禁止方法は、最新の『禁止表国際基準』を参照してください。最新の国際基準の和訳はJADA のホームページ(http://www.playtruejapan.org/)からダウンロードできます。

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東京都薬剤師会では、ドーピング防止に関する問い合わせを受け付けております。

薬剤師会ドーピング防止ホットライン

原則、専用用紙をFAXでお送りください。
平日 9時から17時までの受付となります。

公益社団法人 東京都薬剤師会 薬事情報課
FAX 03-3295-2333
TEL 03-3295-9532

JADAへの問い合わせ

JADA(日本アンチ・ドーピング機構)では、問い合わせを受け付けています。

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