Vol.3048

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■生涯学習委員会からのお知らせ■■■
『患者と共にお薬の再確認』

多剤服用者について、昨年から、墨田区薬剤師会と自治体が協力して行っている活動があります。10種類以上のお薬を服用(使用)している患者さんへ「お薬の確認をしてみませんか?」という問いかけをし、申し出のあった患者さんに対し、服用(使用)している医薬品について患者さんとともに検討を行います。

複数の診療科を受診し、診療科ごとに異なる薬局を利用している方の中には、先発医薬品名、ジェネリック名、一般名などの記載の違いから同じ薬を服用していることに気づかなかったり、相互作用のある医薬品を服用している危険もあります。また、一般用医薬品で処方薬と同じ医薬品を購入している場合もあります。おくすり手帳をクリニックや薬局ごとに使い分けていることで併用薬や重複の確認ができなかったという例もありました。

この活動は、いきなり、お薬の数を減らそうというのではなく、利用する薬局を1カ所に決めていただくことで、重複を防ぎ、併用注意や併用禁忌に気づくことができ、結果的にお薬を減らしていくことにもつながります。

「おくすり手帳はひとり一冊」 「いつでも相談できるかかりつけ薬局を選んでいただく」 などを伝えながら、重複や相互作用の危険などを防ぐ活動を地道に行っています。