Vol.2945

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   かがやけ薬剤師!
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■TOPICS■■■
・日薬は令和6年度予算編成に向け物価高騰に配慮した報酬改定や地域医薬品提供計画の支援を要望する案を公表した


■【しばやん】の投稿記事■■■
『努力と報酬』
私の薬局では2024年4月改定に向けて、対人業務の充実に日々スタッフが頑張ってくれています。
そうしてみんなの努力が実を結び、各種加算の算定につながるわけです。

とある患者さんの調剤行為がすべて完了し、お会計の時のこと。
「ナゼ前回より高いんですか?」との質問。
スタッフは、薬局の会計は国の指標に従って定められていること、業務内容や薬局の実績によって左右されることを時間をかけて懇切丁寧に説明しました。

しかし、「安いところに行くから処方箋返して」と衝撃の訴え。
結局、処方箋を返し全ての行為が無かったことになってしまったと報告を受けました。

私がもしその場にいたら
「調剤行為は療養の給付であって、商品の販売ではありません。行為そのものの値段が多く含まれています。様々な安全確認や必要な指導を行って今に至ります。
薬を受け取らなかったからと言って、調剤行為そのものが無かったことにはなりませんのでお支払いいただく必要がございます。」
とド正論で論破したでしょう。
が、論破したところで何の解決もしなかったのだろうとも思います。

スタッフの努力が数十円でさえ報酬として認められなかったことに悔しさがこみ上げます。

「薬剤師がいるから安全が担保されている」
当たり前のように、全ての人からそう思っていただける世の中が来る日まで、薬局が何をしているのか見せて、魅せていかないとなぁ。

それでは、今日も一日頑張りましょう!