Vol.2920

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   かがやけ薬剤師!
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■TOPICS■■■
・大塚製薬の統合失調症薬「レキサルティ」が米国にてアルツハイマー病による暴力等の行動障害向けの治療薬として承認された


■【しばやん】の投稿記事■■■
『目標を掲げよう』
私の薬局では3年前から年2回、前期と後期でスタッフに個人目標の設定をしてもらうようにしました。
5月は前期の目標設定の時期なのですが、「大変!」「面倒!」「何を書いたらいいのかわからない!」と不満の声を聴くようになりました。
うんうん、その気持ちよくわかります。私もドラッグストア勤めだったころ、毎回めちゃくちゃ悩んだものです。
今ではコツをつかみ、目標を立てるというより目標が勝手に見えてくる感覚なのですが、一体そのコツとは何なのだろうと私なりに改めて考えてみました。

(1)社会のニーズを分析し、ありたい将来像を描く【大目標】
(2)(1)に対して現状はどうなのか分析する
(3)(1)と(2)のギャップを埋める方法を複数提案する【小目標】

小目標をクリアしていくと勝手に大目標に近づく、という感じにできると理想的です。

「頑張った=達成!」としてしまうのが人間というもの。
でも、大抵のことはただ頑張っただけでは達成なんてしてないんですよね。
「頑張って限界まで走ろう」という目標だと私はたぶんあまりトレーニングもせず、10数Kmで「限界だ!充分頑張った!」と満足して辞めてしまいます。
これが「来年の東京マラソン42.195Kmを完走するぞ!」という目標であれば、毎朝2Km、週末は10Km、再来月の週末は20Km・・・と勝手に小目標が定まって、最終的にはフルマラソン完走という大きな結果を生むことになるでしょう!

ですから目標は数字に基づく合否の線引きができるものでないといけません。
「できるだけたくさん○○する!」という目標をスタッフから提出された際には、
「あなたにとっての『できるだけ』は具体的にいつまでにどんな数値を達成することですか?」と何度でも突き返します。
そりゃ嫌がられますよね(汗)

でも、数値目標なくして達成なし!
自分を奮い立たせるのも、頑張った自分を褒められるのも、数値目標ありきなんですから。

幸い(?)薬局には国が定めた数値目標がたくさんあります。
「患者のための薬局ビジョン」~「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ~
では「2025年までに全ての薬局をかかりつけ薬局にする」「対物から対人へ」とあります。
2024年4月に控えている改定はその期日のへ向けての最終通告だと私は覚悟しています。

なんとしてでも今年度中に理想とするかかりつけ薬局を実現し、一緒に働く仲間と称え合いたい!

それでは、今日も一日頑張りましょう!