Vol.2892

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■アンチ・ドーピング委員会からのお知らせ■■■
『表彰式の行方』

北京冬季オリンピックで問題になったロシア・ワリエワ選手のアンチ・ドーピング違反問題ですが、先日ロシアアンチドーピング機構(RUSADA)が答えを出しました。その判定は「禁止薬物の陽性反応が出たロシア選手権の結果のみを失格とし、そのほか(北京冬季オリンピック他)は資格停止処分としない」というものでした。これを受け、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)と国際スケート連盟(ISU)はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に判定不服と提訴することを決めました。
WADAの規定で「要保護者」とされている選手の規則違反問題をどこまで追及するかが論点になっていますが、当該競技の表彰式が未だに行われていないという事にまで影響を及ぼしています。
CASの判定が下るとき、ワリエワ選手も20歳を迎えている可能性もあります。こういった問題を引き起こさない為にも若年層からの教育が必要になってきていますので、学校薬剤師の立場もぜひ活用していただければと思います。