
Vol.2802
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かがやけ薬剤師!
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■TOPICS■■■
・政府は今年度の補正予算案を閣議決定。薬局や薬剤師関係では、HPKIカードの発行に対して、1人当たり最大5500円分の補助や、オンライン資格確認を行うためのシステム改修費用を含む。
■【しばやん】の投稿記事■■■
『薬局とダイバーシティ』
ダイバーシティと聞くと、お台場の街並みを思い浮かべてしまう私です。
日本語訳すると「多様性」のことで、人種や国籍、性別や年齢、趣味、思考、仕事、スキルなどの様々な状況や価値観を認め共存することを差します。
オンライン服薬指導や薬の配送やロッカー受取サービスなどが話題になっていますが、それらもダイバーシティの一側面なのだと気づきました。
例えば昼夜逆転の仕事をしている人にとって医療機関はアクセスしづらい存在です。が、これらのサービスを上手に使えば医療のアクセスが良くなりますよね。こうして薬局にも多様性の受け入れが求められるようになっているのは、社会にとって良いことです。
それなのに薬局に対する規定や要件は「薬局はすべて○○を目指せ」といった論調になっているのが気になります。今の評価は1つの薬局でできるだけたくさんのことをこなせというものです。
レストランに置き換えればみんなが和洋折衷のファミレスを目指しているような状態でしょうか・・・。
ファミレスも良いですが、やっぱり街の洋食屋さんとか中華屋さんとか行くと「ウマいな!」って思いますよね。
それぞれの薬局に、それぞれのスタッフに得意分野、不得意分野があって、それらを地域全体で補完し合って成り立たせることで評価されるような仕組みにしていけたらいいですね。
○○薬局は漢方が得意とか、○○薬局は介護用品が得意など、何か困ったときに相談できるとても心強い仲間の輪が広がっていけば、もっと薬局のダイバーシティが進んで良い医療が提供できるのではないかなどと考える今日この頃。
ちなみに私の得意はドラムを叩きながら歌うこと、こんがらがった釣り糸をきれいにほどくこと・・・というのは冗談として、自分の得意な部分なんてなかなか自分ではわかりませんね。
自己を互いにさらけ出して褒め合う会など薬剤師会で催せたら楽しいかも。
それでは、今日も一日頑張りましょう!