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加藤さんは高血圧の治療を受けています。普段から朝夕の血圧測定とおくすりの記録は欠かしません。ある日、薬局に現れた加藤さんは「今日は腰が痛くて痛くて、先生にそう言ったらおくすりが2つ増えました」と処方せんをヒラヒラさせていました。早速、薬剤師が増えたおくすりの説明をしながら加藤さんの手帳に書き込んでいます。
さてその日の午後のことです。加藤さんは腰痛を診察してもらいに整形外科に行きました。加藤さんの訴えを聞いた医師は2種類のおくすりを処方してくれました。処方せんを見つめていた加藤さんは首をかしげながら手帳を出して医師に見せたのです。
「先生、私、今朝、内科のお医者さんからこのくすりもらったんですけど。」
手帳を見た医師は笑って言いました。
「加藤さん。これは今、ボクが処方したおくすりと全く同じですよ!」
同じおくすりを2倍飲んでしまうと一度に身体の中のおくすりの量が増えて副作用が現れたりします。違う医師から同じ名前のおくすりが処方されたのでしたら気がつきますが、成分が同じでも違う名前を持つおくすりはたくさんあるのです。診療科は違っても同じおくすりを使うことがあります。診察を受ける前にぜひ医師におくすりの記録を見せてください。
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