Vol.1772

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かがやけ薬剤師!
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■TOPICS■■■
・「認知機能の低下は女性が速い」
東京大学の研究で軽度認知障害患者のうち女性のほうが男性より認知機能の低下しやすいと報告。特に腎臓機能が悪化している女性は特に認知機能低下が速かった。


■【サミー】の投稿記事■■■
『脱水症』
こんにちはサミーです。
最近本当に暑いですね。
熱中症、脱水症対策は万全でしょうか?
慢性疾患のない方でも辛い季節ですが、脱水症を起こしやすい薬を服用されている方にはとても辛いことではないでしょうか。
一昨年くらいからよく目にするようになりましたSGLT-2阻害薬(以後本剤と記します)についてふれたいと思います。
私たちの体は血糖値が180mg/dl以上あると原尿中の糖分が多いため再吸収できなくなり尿糖が検出されます。
本剤は再吸収を抑えるので、もっと血糖値の低いレベルでも尿糖としてこぼす効果があります。
糖分を多く含んだ原尿は浸透圧が高く水を再吸収できず、糖分、水、塩分ごと体外へ出してしまいます。
結果、体内の糖質の低下とともに脂肪酸のβ酸化(脂肪酸分解)が始まって3種類のケトン体が生成されます。そのうちのアセトンは揮発性が高いので(呼気から出る)残りの2種類のケトン体が脳への栄養源となります。
2種のケトンはカルボン酸体でもあるので、過剰になれば代謝性アシドーシスを起こします。
過度の食事制限をしていれば尿中ケトンが陽性(+~+++)になるのでどんな生活を送っているかがわかります。
またこの時期ならでは、本剤の副作用というと脱水症があげられます。
水分を十分にとれているか、脱水症を起こしていないかは検査値で判断できます。
脱水症の有無を診る検査値といえば、ヘマトクリット(HT)値が高値であるかはご存知であると思います。
RBC(赤血球)、Hb(血色素)などのバランスを診ても明らかに高いときのフォローをする事が対人業務になった薬剤師の仕事の一つかもしれませんね。
これからもっと、生活にも介入し検査結果を判断できる薬剤師を目指していきたいと思います。
脱水症に気を付けながら、それでは、今日も一日頑張りましょう!