Vol.1556

□■□■□■□■□■□
かがやけ薬剤師!
☆とやく携帯メルマガ☆
□■□■□■□■□■□
■TOPICS■■■
2016年度の医薬品販売の実態調査結果を公表
薬局の店舗販売で、要指導医薬品販売における文書情報提供があったのは71.5%、第1類医薬品に関する相談に対し、適切な回答があったのは97.4%。インターネット販売については、第1類医薬品販売時の情報提供があったのは76.8%、第1類医薬品販売時の相談に対して回答があったのは98.7%などとなっています。


■【Charlie】の投稿記事■■■
『日本老年医学会による「高齢者高血圧診療ガイドライン」』
高齢者においては、生活習慣病管理の目的は脳血管疾患予防だけでなく、生活機能全般の維持という側面もあるため、フレイルや認知症などの合併症を考慮したガイドラインが重要と考えられている。
○高度機能障害がなければ年齢にかかわらず降圧治療を実施高齢者の高血圧診療の目的は健康寿命の延伸である。ただし、病態の多様性や生活環境等に応じて個別判断が求められる、としている。生活習慣の修正についても、併存疾患等を考慮しつつ、積極的に行うことが推奨されている。
○原則、認知機能にかかわらず降圧治療は行うが服薬管理には注意現段階では認知機能の評価により、降圧治療を差し控える判断や降圧薬の種類を選択することにはつながらないため、原則として認知機能にかかわらず、降圧治療を行う。ただし、認知機能の低下がある場合などにおいては、服薬管理には注意する必要がある。
○転倒・骨折リスクが高い患者へはサイアザイド推奨降圧治療を開始する際には、骨折リスクを増大させる可能性があるので注意を要する。一方で、サイアザイド系利尿薬による骨折リスクの減少は多数の研究において一貫した結果が得られているため、合併症に伴う積極的適応を考慮したうえで、転倒リスクが高い患者や骨粗鬆症合併患者では積極的にサイアザイド系利尿薬を選択することが推奨される。しかし、ループ利尿薬については、骨折リスクを増加させる可能性があるため、注意が必要である。
○Ca拮抗薬・ループ利尿薬は頻尿を助長する可能性Ca拮抗薬は夜間頻尿を助長する可能性が示唆されている。また、腎機能低下時にサイアザイド系利尿薬の代わりに使用されるループ利尿薬も頻尿の原因になり得る。一方で、サイアザイド系利尿薬は夜間頻尿を増悪させる可能性が低い。しかし、「利尿薬」という名称から、患者が頻尿を懸念して内服をしない・自己調節することが少なくないため、患者に「尿量は増えない」ことを丁寧に説明する必要がある。
○個別判断が必要なケースも。終末期は、降圧薬の中止も積極的に検討高齢者高血圧の降圧目標としては、65~74歳では140/90mmHg未満、75歳以上では150/90mmHg未満(忍容性があれば140/90mmHg未満)が推奨されている。また、年齢だけでなく、病態や環境により、有用性と有害性を考慮することが提案されており、身体機能の低下や認知症を有する患者などでは、降圧薬治療開始や降圧目標を個別判断するよう求めている。エンドオブライフにある高齢者においては、降圧薬の中止も積極的に検討する。
○「緩徐な降圧療法」の具体的な方法を記載第1選択薬については原則、Ca拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、サイアザイド系利尿薬となっている。心不全、頻脈、労作性狭心症、心筋梗塞後の高齢高血圧患者に対しては、β遮断薬を第1選択薬として考慮する。

それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。