Vol.1435

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■TOPICS■■■
がんと診断されてから5年後に生存している患者の割合(5年生存率)が50%を超えていることについて、7割強の人が知らないことが、内閣府の世論調査で分かった。調査では、約2人に1人が将来がんに罹る恐れがあることについて、7割近くの人が認識していないとの結果も示され、がんに対する理解が十分に広まっていない実情が浮き彫りとなった。
内閣府は昨年11月17日から27日にかけて、全国の18歳以上の男女3000人を対象に「がん対策に関する世論調査」を実施。1815人から有効回答を得た。
調査では、がんに関する質問の中から、知っていることを複数挙げてもらった。「がん全体の5年生存率は50%を超えている」ことについては、「知っている」と回答した人の割合は29.5%だった。また、「日本で約2人に1人が、将来がんに罹ると推測されている」ことに関して、認識している人の割合は31.3%。さらに、「日本では約3人に1人が、がんで死亡している」ことについての認知率は43.4%だった。


■【Charlie】の投稿記事■■■
『繰り返す肺炎、危険因子となる薬剤は?』
日本や高齢化が急速に進行する社会において、繰り返す肺炎(recurrent pneumonia:RP)は大きな臨床的問題である。全国成人肺炎研究グループ(APSG-J)は、わが国のRP発症率と潜在的な危険因子を調査するために、成人肺炎の前向き研究を実施した。
その結果、RPは肺炎による疾病負荷のかなりの割合を占めることが示唆され、RPの独立した危険因子として、肺炎既往歴、慢性の肺疾患、吸入ステロイドや催眠鎮静薬の使用、緑膿菌の検出が同定された。著者らは、高齢者におけるRPの影響を減らすために薬物使用に関して注意が必要としている。BMC pulmonary medicine誌2017年1月11日号に掲載。
2012年2月1日~2013年1月31日に日本の典型的な地域病院において、前向きに15歳以上の肺炎患者の登録を行った。患者を1年間追跡し、肺炎の再発およびRPに関連する特徴を調べた。Cox比例ハザードモデルを用いて、調整ハザード比(aHR)を算出、RPに有意に関連する危険因子を調査した。
主な結果は以下のとおり。

・合計841例(年齢中央値:73歳、範囲:15~101歳)が登録され、観察は計1,048人年で追跡期間中央値は475日であった。
・1回以上再発した患者は137例で、発症割合は100人年当たり13.1(95%信頼区間[CI]:11.1~15.5)であった。
・多変量解析により、RPの独立した危険因子として、肺炎既往歴(aHR 1.95、95%CI:1.35~2.8)、慢性の肺疾患(aHR 1.86、同:1.24~2.78)、吸入ステロイドの使用(aHR 1.78、同:1.12~2.84)、催眠鎮静薬の使用(aHR 2.06、同:1.28~3.31)が同定された。一方、アンジオテンシン変換酵素阻害薬の使用(aHR 0.22、同:0.05~0.91)はRPリスクの減少と関連していた。
・緑膿菌の検出は、慢性の肺疾患による調整後も有意にRPと関連していた(aHR 2.37)。

それでは皆様、楽しい休日をお過ごしくださいませ。